iPhone7.5Wワイヤレス充電の真実

iPhoneがワイヤレス充電を採用してから、Qiがもてはやされてます。

しかし、そもそもQiは数年以上前からある規格で、Android特にGalaxyではずっと採用され続けている規格です。

それでもiPhoneが採用するまで陽の目はほとんど見ていませんでした。

市場のTOPクラスであるGalaxyがずっと採用してきたのに流行らなかったのです。

なんでか?ってのは単純で流行る要素が薄かったからだと思います。

 

・Qiは対応機種が少ない。

最近も対応しているスマートフォンを出し続けてるのはほぼGalaxyだけって感じです。

海外メーカーは数機種出しています。

国内メーカーも2013年までは対応機種を出していましたが、2014年以降は京セラが2~3機種だしたのがほぼ最後だったりします。

この原因は次に示すところだと思います。

・Qiは充電速度が遅い。

Qiの充電速度は、5W~10Wが良いところです。

5Wっていうと5V/1A。10Wだと5V/2A。(9V/1Aくらい)

10Wだったらいいじゃん!って思うかもしませんが、実際はGalaxyを充電して最高充電電力が7Wくらいです。

0-100%充電している大半の時間は4.6W充電くらいだからやっぱり遅いですね。

 

iPhone 8を例にすると、0-100%充電するのに、

ケーブル充電:2時間くらい。

5WのQiで充電:4時間くらい。

と思ってもらえばいいと思います。

遅いから、長く使ってるとストレスが貯まり、ケーブルで充電した方が良いと思うのは当たり前ですね。

デスクに置いといて、気が付いたら充電してくれるからうれしい。って感じの人向けだと私は思います。

 

さて本題。

iPhone7.5Wの真実です。

「7.5W対応なんで早い~」なんて、Amazonのレビューがありますが、あれは嘘(さくらコメント)か、分ってない人です。

じゃぁ、iPhone7.5Wって何?

確かに7.5Wで充電しています。

最初の15分くらいの時間だけ・・・

写真はiPhone 8Plusの7.5W充電の特性です。

これはiPhone 8Plus端末自体の充電特性ではなく、AC充電器の出力モニタです。

Qiはワイヤレスなので端末側の電圧電流の測定できません。

「アプリの充電モニタがあるよ!」って方もいるかもですが、このような充電の特性用途ではアプリの値は全くあてにならないので、AC充電器出力をモニタするのが一番です。

この波形で示す最初の10分くらいが7.5W充電。それ以降は平均で3.7Wくらいです。

(Qiの効率は70%~80%くらい。効率75%として計算して出してます)

0-100%の充電時間は3時間52分です。

 

次はiPhone 8plusの5W充電

違う充電器なので一概に比較できませんが、ほぼ0-100%充電の時間は変わらないのが分かります。

7.5W充電:3時間52分

5W充電:3時間55分

同じ充電器でiPhone Xの5W(iOS10.x)とiPhoneXの7.5W(iOS11.2)を比較するともっと明確に見えてきます。

実は0-100%充電で5W充電と7.5W充電を比較しても最初の15分くらいしか差分が無くて、満充電までの時間で比較しても20分くらいしか差分はありません。

よって、「7.5W充電のQiだから凄く早い!」ってのは誤解です。

安い5W充電の機器でも十分でなんです。

 

ちなみにこの10-15分くらいしか7.5W充電しない現象はiPhone 8でもiPhone Xでも同じです。

さらに、mophyやBelkinなどのAppleストアで販売している充電器でも同じです。

(全て自分でデータとして取得して確認しました)

 

mophyやBelkinはiPhoneに最適化されています。

その他の充電器のほとんどは単なる10Wか15W対応なものでiPhoneを充電しているだけで、充電の特性はかなりガタガタになっています。

 

ついでに。

***ブランドだから充電が早い!ってのもほとんどありません。

ほとんどですよ。早くするにはブランドもですが別の要素があります。

その辺の詳細はまた今度^^;

4件のコメント

  • 「Qiはワイヤレスなので端末側の電圧電流の測定できません。」という箇所にすごい納得感がありました。

  • 測れないのをなんとか測るってのを考えるのに燃えます!

  • 充電器の制御は受電側で行うはずですので、端末か充電器の温度上昇により7.5Wを5Wに落としている可能性があります。よって何らかの手段で冷却しながら再度測定すれば7.5Wの時間はもっと伸びると思います。再度の実測をお願いします!

  • ぶたまつさん
    はじめまして。
    はい。冷却することで伸びますよ。
    充電の電流を絞るのは端末側で実施していて端末の熱が上昇すると電流を絞っているようです。よって、端末側(Qi充電器と接触しているので結局双方ですが)を冷却すれば7.5W充電の時間は伸びます。
    それが最後に書いた
    ”早くするにはブランドもですが別の要素があります。その辺の詳細はまた今度^^;”
    です。

    もうしばらくこの話には触れるつもりは無かったのですが、最近の記事「良くないと思うスマートフォンの使い方”で少し触れたので解禁します^^;

    実測に関しては、既に実施済みです。
    その公開に関しては、条件でいろいろ変わることと別の理由もあり控えています。

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