モバイルバッテリーの効率について(2)

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モバイルバッテリーの効率について(まとめ)

モバイルバッテリーの効率について(まとめ)を読んでください。


コメントをいただいた内容を加えて前回に続いて纏めです。

(1)AC充電器からモバイルバッテリーへの充電

AC充電器からモバイルバッテリーへの充電(蓄電とか言うメーカーもあります)に関して

AC充電器の出力が5Vで考えると

AC充電器出力にUSBテスタを繋いで0-100%充電をした際 USBテスタに5V 10,000mAh と表示している場合、

モバイルバッテリーのセルには 3.7V 約10,000mAh が充電されています。

5.0V⇒3.7Vの変換はステップダウンコンバータを使っている場合が多く、電圧降下しますが電流はほぼそのまま伝わるためです。

 

(2)モバイルバッテリーからスマートフォンなどへの充電

AC充電器からモバイルバッテリーへの充電(給電とか言うメーカーもあります)に関して

バッテリーセルが3.7V 10,000mAhの場合

モバイルバッテリーの出力にUSBテスタを繋いで0-100%の出力で測定すると

USBテスタは10,000mAh約60~65%の 5V 約6,000mAh近辺を示します。

3.7V⇒5.0Vの昇圧すると3.7V/5.0V=74%に、更に昇圧に使うコンバータの電力として10~15%を消費しますので

3.7V⇒5.0Vの昇圧74% * 昇圧に使うコンバータの電力(100%-(10~15%))= 60~65%

くらいになります。

よって 3.7V 10,000mAhの場合、10,000mAh * 60~65%=6,000~6,500mAh

5V 6,000~6,500mAhくらいの定格出力容量になります。

 

モバイルバッテリーの定格出力がセル容量の 74%以上になることは無いです。

66%くらいが優秀なモノです。

加えてよっぽど高率の悪いコンバータICを使っているか、容量を偽っていない限り60%を大きく下回ることもほぼ無いと思います。

Quick ChargeやPower Deliveryを採用していると計算は変わりますが、基本的に60-66%の定格出力容量なのは変わりありません。

 

(3)AC充電器からモバイルバッテリーへの充電容量

充電容量はその前の放電の状態によって異なります。

低い電流で放電すれば、放電はより多く行われますが、大きい電流で放電すると放電しきる前に出力が止まる場合があるからです。

詳細はモバイルバッテリー出力電流計算を読んでみてください。

PSE的には定格容量(モバイルバッテリーの出力端)の測定は、
0.2ItAで放電 ⇒ 通常充電 ⇒ 0.2ItAで放電した際の容量を測定する。
という規定になっています。(他にも細かいことがあります)
※0.2ItA:大体の意味は5時間で放電が停止する電流値と理解してください。

残容量が大きく残っていれば、充電容量は変わりますので充電容量は若干の変化があると考えましょう。

 

(4)バッテリーの劣化

充電と放電を繰り返しているとバッテリーは劣化します。

目安として正極の素材がニッケル、マンガンなどの一般の場合

400回充放電(0-100%の充放電)を実施した場合 定格容量の60%以上が保証が多いです。

正極にコバルトを用いたちょっと高級品は

1,000回充放電(0-100%の充放電)を実施した場合 定格容量の60%以上が保証が多いです。

 

 

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