RAVPower 26800mAh Power Delivery対応モバイルバッテリー RP-PB058レビュー
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Ankerに続くくらい知名度があるのではないでしょうか?RAVPowerの26800mAh Power Delivery対応モバイルバッテリー RP-PB058レビューです。
1)各Portの出力設定
Type-C設定
Source Capabilitiesを確認したところスペック通りでした。
Power Deliveryは30W出力。仕様通りの設定です。
一部の他社のPower Delivery製品では、Type-Aを使用するとType-C側を絞ったりする製品もありますがそんなこともしていません。Type-Aと併用してもPower Deliveryの出力は落ちません。ここは好感が持てます。
Cold Socket:OK(負荷が無い状態では出力がOFFしています)
D+/D-:Short(BC 1.2 DCP対応。これ(自動識別ICでも可)じゃないと充電出来ないスマートフォンがいるので必須)
CC1,CC2は個別Pullupされています。
Type-A設定
D+:2.7V、D-:2.7VのApple12W設定。自動識別機能(iSmart)有。
自動識別の機能(iSmart)が付いているので、Androidの時はBC 1.2 DCPに切り替わります。
※microUSBは無視します。希望があれば連絡ください^^;
2)出力の能力
26,800mAhの1Cは26.8A
上限の出力能力は 4.2V*1C=4.2V*26.8A=112.56Wh 、 112.56Wh*80%=90.48Wh(一般的な高率で80%で計算)
下限の出力能力は 3.0V*1C=3.0V*26.8A=80.4Wh 、 80.4Wh*80%=64.32Wh(一般的な高率で80%で計算)
となります。(ここまで来るとバケモノチックですね^^;)
Power Deliveryを30W出力+5V/2.4A出力x2port=54W 余裕ですが
実際には Power Delivery 30W出力 + 5V/3.4A = 47W 設定のようです。
5V/3.4A出力用のICの能力の影響でしょうか
3)充放電
Type-C(Power Delivery以外)として、モバイルバテリーへの充電は
Type-C(3.0A)はRd:10kΩを検出して正常に3.0A充電
Type-C(1.5A)はRd:22kΩ検出をして正常に1.5A充電
AtoCケーブル充電はRd:56KΩ検出はします。1.0A充電になります。
AC充電器の対応で不安要素は無さそうです。
Type-C(Power Delivery以外)として、モバイルバッテリーからの放電は
Rd:10kΩでType-C(3.0A)設定です。
Type-Aは2portをシェアしています(2portの合計で設定している)
合計での出力は5V/3.4Aくらいです。
Port1を5V/2.4A使うと、Port2は5V/1.0Aくらいになります。ちょっと残念
充電は20V/1.5A=30Wで充電可能。26,800mAhなのに3時間少々で充電可能なのは素晴らしいです。
放電は 5V/3.1A出力(0.2ItAより少ないくらい)で測定
15,242mAhです。セル容量の約56%ですね。
条件の問題もあるのかちょっと低めです。
4)付属ケーブル
Micro USBケーブル、USB-A ro USB-Cケーブル、USB-C to USB-Cケーブルが付属しています。
USB-C to USB-Cケーブルを手元にあったオウルテックのケーブル(同程度の長さ)と比較すると
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※何故オウルテックのType-Cケーブルかというと、何種類か使ってみたのですが電流を多く流せるからです。
オウルテック製ケーブル
RAVPower製付属ケーブル
ほぼ同じです。
5)PSEマーク
購入したのがかなり前だったので、PSEマークはありません。
この製品にPSEマークを付けるとしたら
12,000mAh @ 5V 、6,660mAh @ 9V、5,000mAH@12V、4,000mAh@15V、3,000mAh@20V
のように各電圧での定格容量を記載する必要があるはずです。
PSEマーク付きの製品を確認してみたいです。
総評
かなり重くて大きいです。しかし、それに似合うフル搭載の機能。
重さを気にせずにPower DeliveryもType-Aも使い勝手が良い製品が欲しいかたにはもってこいです。
少し効率が悪い(ように見える)のが気になるところです。
※自分に必要な容量を考慮してバッテリーは選びましょう。旅行であればAC充電器は持っていくでしょう。20,000mAhが必要な状況はほとんどないと思います。10,000mAhくらいが妥当だと思っています。