AC出力の充電器(インバータ、モバイルバッテリー)注意事項
2019年2月3日
2019年2月5日
災害などでAC出力の付いた充電器(インバータ、モバイルバッテリー)が多くなってます。
国内メーカが設計した物なら、恐らく大丈夫だと思うのですが、
Amazonなどで販売している海外設計の物には注意しましょう。
何を注意するか?
出力電圧です。
この辺の製品はお勧めしません。(ほかにも大量にあるのですが)
着眼点はAC出力電圧です。
(1)これらは海外仕様でAC110V出力になってます。
日本のACはAC100Vです。規定でAC101V±6Vとなっています。
AC110V(RMS:実効値)はこの規定に入っていません。
(2)そんなこと言っても10Vの違いじゃないか!って思うかもしれませんがこれは実効値の話です。
AC100Vとは
こんな波形(この波形はAC110Vですが)で正弦波の実効値が100Vであることを示しています。
AC100Vの最大値は 約+141V~約-141Vです。
AC110Vの最大値は 約+155V~-155Vです。
最大値もAC110Vだと超えています。
(3)上記のような正弦波ならまだ良いですが、粗悪な物は正弦波ではありません。
(逆に正弦波出力の製品を探さないといけないくらいです)
疑似正弦波とか矩形波と言って
このような階段状のAC出力が大半だと思います。
酷いものは階段状ではなく、最低電圧⇒0V⇒最大電圧⇒0V⇒最低電圧の繰り返しだったります。
この場合、実際の最大は +170V~-170Vだったりする場合もあります。