モバイルバッテリーの自然放電


今回は少しだけ技術的に。
・何故自然放電が起きるか?
・自然放電って何?

これは待機電流による物が大半です。

待機電流?
家電製品で待機電流が発生するからコンセントを抜く。
それと同等です。

スイッチを押せばすぐに起動する。
コネクタを挿せばすぐに出力がONする。

モバイルバッテリーは、常に一部の回路を有効にした状態で待っているのです。


では、待機電流ってどのくらいなの?

一般的なセル容量が5,000~20,000mAhくらいのモバイルバッテリーであれば

待機電流は100uA~200uA程度です。

電源をOFFにしててもそのくらいの電流を消費しています。


この図で説明してみます。

10,000mAhのバッテリーセル。
製品購入時は60%程度充電されているという想定で表現しています。

待機電流は150uAとして考えます。

この60%はどのくらい持つか?計算してみます。

60%の容量 : 10,000mAhx60%=6,000mAh
待機電流 : 150uA=0.15mA

6,000mAh / 0.15mA = 40,000h
40,000h / 365日 /24時間 = 4.56年

なので4年半くらいは持ちます。
待機電流200uAだとしても3.42年

ですので60%くらいの充電量で3年~4年くらいは持つと考えてください。
※あくまで待機電流が150uA程度って前提です。


意味深に書いた0%の下に赤枠。何を示しているのか説明します。

0%になってもバッテリーセルには容量が残っているのです。
0%ってのはあくまで出力が可能な範囲。
放電して0%になってもまだ充電できますよね。充電するための回路を動かす分の容量が残っているのです。

0%以下の容量も待機電流によって減っていきます。

セルや保護回路によりどこまで持つかは違いますが半年くらいでしょうか?
0%にしてから赤い部分も無くなってしまうくらい放置(完全放電)しておくと充電できなくなることもあると覚えておきましょう。
(0%から更に完全放電しても動くようになる製品もあります。保護IC次第で)

ですので、60%くらいを維持できるように3か月周期くらいで充電をしてあげることをお勧めします。

※機能が多くなると待機電流が大きくなります。この計算はシンプルなモバイルバッテリー基準です。

待機電流が大きい粗悪品に関しては、この記載の限りではありません。


 

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