Anker Powerhouse ii 400


Anker の新しいポータブルステーション。見た目がかなり洗練された印象です。
個人的には、バッテリー残量を保持するためのロック機能を具備している点に着目してます。

SPECは

サイズ:約255 × 148 × 139mm
重さ:約4.6kg

入力:
・DC:11-28V=5.5A (最大65W)
・USB-C:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A/ 20V=3A (最大60W)
合計最大入力:125W

出力:
・AC:110V ~ 50 / 60Hz, 2.72A, 300W (瞬間最大600W)
・USB-A:5V=7.2A (各ポート最大12W / 合計最大36W)
・USB-C:5V=3A / 9V=3A /15V=3A / 20V=3A (最大60W)
・シガーソケット + 5.5mm DC:12V=10A (合計最大120W)
8ポート合計最大出力:516W

バッテリー容量:108,000mAh / 388.8Wh


1)各Portの出力設定

・Type-C設定

Source Capabilitiesを確認したところスペック通りでした。
Power Deliveryは60W出力。仕様通りの設定です。

Cold Socket:OK(負荷が無い状態では出力がOFFしています)
D+/D-:Short BC 1.2 DCP対応。 これ(もしくはPowerIQ)じゃないと充電出来ないスマートフォンがあるので必須です。
CC1,CC2は個別Pullupされています。

・Type-A設定

D+:2.7V、D-:2.7VのApple12W設定。自動識別機能(PowerIQ)有。
自動識別の機能(PowerIQ)が付いていて、iPhoneの時はApple12Wモード、Androidの時はBC 1.2 DCPに自動で切り替わります。
OCP(過電流検出)は2.7A設定。各Port独立でOCPがかかります。

前機種(PowerHouse 200)のようにType-AとType-Cを併用するとType-Cが5V3Aになるようなことも無し。

・DC出力(シガーソケット+DCソケットx2)

合計で12V10A出力。OCPは11Aでかかります。
シガーソケットの出力が10Aってのは若干多すぎです。
車載用シガーソケットで使う機器に12V15Aなんてのが流れた時には、接続機器側のFUSEが飛ぶ、ケーブルが発熱で溶けるなど
被害が出そうです。
OCPが11AでかかるのでギリギリOKかな

・AC出力

相変わらず残念なAC110V仕様。
前に書きましたが(AC出力の充電器(インバータ、モバイルバッテリー)注意事項)日本のACは100Vです。
110Vは南米やアジア、オセアニアの電源です。ほぼ問題なく日本でも使えると思いますが、
100Vで設計された電化製品では故障の要因になる可能性があります。
【3】DC Portボタンと【11】USB Portボタンを同時に押すことで、50Hz/60Hzの切り替えが可能です。

 


2)低電流モード

どこにも書いていませんが低電流モードに対応しています。
【11】USB PortボタンをダブルクリックするとBluetoothイヤホンなどの充電電流の小さな小型電子機器を充電できる低電流モードになります。
通常青色LEDが点灯しますが、低電流モードになると緑色点灯になります。


3)AC出力

目玉のAC出力ですが非常に残念です。
300W出力可能って触れ込みですが、試験したところ安定して出力できるのは160Wまででした。
しかも160W出力するとFANがうるさい…
200W~300W出力すると一定時間で出力がOFFします。内部温度が上昇してOTPにでもかかっているのかな?


4)付属AC充電器

AC充電器は24.0V/2.7A(65W)
AC充電器65WとType-C PD60Wの合計125Wで充電が可能です。
125Wで充電すると5時間弱で充電できます。

 

AmazonのページではまるでPowerhouse ii 400が◇PSE認証済のような記載ですが一切そんなことはありません。
◇PSEを取得しているのは付属AC充電器だけで、
Powerhouse本体は〇PSEも◇PSEも未取得です。

いい加減な内容を記載するのはやめて欲しいです。


5)過放電防止

※本製品は過放電を防ぐため、初回ご利用時は充電できない状態(ロック状態)になっています。付属のACアダプタで製品本体を充電いただくことでロックが解除されます。

とあるように過放電防止機能が着いています。
購入後に使おうと思ったら0%だった。なんてことは無さそうです。
再度、過放電防止をONしようと思ったらどうしたら?

この手順、どこにも書いていません。
以前はAmazonに書いてあったのですが削除されてしまいました。
何か問題があるのかもしれません。
リセットすると過放電防止がON(出力がロック状態)になることは確認しましたが自己責任でお試しください。


6)パススルー対応

パススルー対応とは書いていませんがパススルー対応しています。
パススルー機能とUPS(無停電電源)は違います。勘違いしないように。
無停電電源のような使い方は出来ません。
入力がAC充電器から65Wで出力を120W使うと・・・パススルーの本器は
出力120W-充電65W=55Wの不足分をチャージしたバッテリーから出力します。
つまり充電より大きい出力を使っているといずれ空っぽになります。

【A】充電容量【B】満充電までの時間
【D】現在の容量
【G】出力容量【H】出力が継続できる時間

上記条件でパススルーで使用すると出力側の【G】に55Wの表示が出て【A】【B】は表示されません。


総評

〇見た目はかなり洗練されてよくなった。
〇USBの出力も個別5V2.4A設定で3port合計5V7.2Aになり全機種より改善。低電流モードにも対応。
〇Type-CもしっかりPD60W入出力対応
×AC出力は110V。300W仕様ですが安定して出力できるのは160Wまで。
×ファンがうるさい
〇過放電防止機能は備蓄用として高評価。

目玉であるACが今一歩な点が残念です。次機種に期待します。


 

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